【脇見恐怖症】人を見てしまい嫌われる脇見恐怖症とは

脇見恐怖症

今日は私が21年間、悩まされている脇見恐怖症について書いていきます。

※2021年3月に脇見恐怖症の症状がおさまったので
この記事の最後にまとめの記事のリンクをはりました。

人を見る理由について考えてみる

人を見る理由は、色々あるとは思いますが「好きだから、気になるから見る」が多いのではないかと考えます。「嫌いでも相手の荒を探すために見る」というのはフレネミーがよくやる行為ですね。「嫌いなら見ない」が多いのではないかなと考えます。

脇見恐怖症になったきっかけ

小学校4年生のころに、友人から不意に悪口をいわれ、ちょっとした口喧嘩をしました。
その友人と口喧嘩をしている最中、ふと周囲を見ると、周囲の女子たちから怪訝な顔をされ、ひそひとと、女子同士で何かを話しているところを目撃しました。


口喧嘩が終わり、先ほど怪訝な顔をしていた女子たちを見ました。するとまだ、ひそひそと女子同士で何かを話して笑っていたり、こちらを見て怪訝な顔をしたりしておりました。

私は怖くなって下を向いて机の一点を見つめていました。

すると、周辺視野が広がっていく状態になりました。これが脇見恐怖症の発症でした。

脇見恐怖症の症状

脇見恐怖症のかたは周囲の人や特定の物が周辺視野に入ると視線を、その人や特定のものにオートフォーカスします。(自分の意思とは無関係に視線を送ります)

これはどこでも人がいる限り、脇見恐怖症のかたはこの症状がどんな場所にいても続きます。

  • 学校
  • 会社
  • 電車
  • お店

さらに厄介なことに人間は全ての人と仲良くすることはできません。
どんなに好かれている人でもその好かれている人を好きじゃない人もいます。
つまり、苦手だと思っている人が同じ空間にいて症状が出た場合、もう心が休まることがありません。

顔も見たくない人などが同じ空間にいたら、最悪です。想像してください。
「必ずその人を見てしまうのです。」それが脇見恐怖症の症状です。

脇見恐怖症の周辺視野はどうなっているの?

周辺視野はクリアに見えております。脇見恐怖症の症状がないひとの周辺視野はぼんやりとしており、集中しているもの以外は気にならない記憶があります。

脇見恐怖症のかたはパソコンでディスプレイを見ながらタイピングをしていても、周囲に人が入ってきたら、一旦その人に視線を送ってしまい、目の前の作業を一瞬止めてしまうような集中できない感じでございます。

例えば、寝ている時に起こされて「寝れるとき寝ときや?」と言って寝ている人を起こす、お笑いのネタがあります。脇見恐怖症の症状は、仕事をしている時に「周辺視野に人がいるから見ときや?」と視線を勝手に動かす人みたいですね。

上記の例えはわかりにくいですね。熱湯がかかったときに無意識に反射で暑いものから体を回避すると思うのです。思考停止で瞬間的にです。脇見恐怖症も似たような原理で「人が視界に入ったと認識したら、人にオートフォーカスする」こんなイメージです。

脇見恐怖症が人生をハードモードにさせる理由

相手に視線を送ることによって2週間もすれば以下のような噂や陰口がその環境で発生します。

  • 「よく目が合う」
  • 「見てくる」

脇見恐怖症のかたの想いとしては「見たいと思ってみているわけではない。」それにも関わらず「見てしまう。」自分で視線をコントロールできない歯がゆさや、相手に迷惑をかけていることに対する後ろめたさ、それにより、頭の中で罪悪感がもくもくと発生していきます。

さらに1ヶ月もすれば見てしまった相手と、その相手の仲の良い方々から、脇見恐怖症の方を、「普通じゃなく、見てくる人」という良くない認識に変わりはじめます。陰口や悪口、避けられるなどのいじめが発生します。その結果脇見恐怖症のかたは、その環境にいずらい状態になりますし、メンタルを病むことも多いです。

脇見恐怖症の原因の仮説

対人関係でのトラブルから来る「過緊張」と脳の扁桃体の「興奮」が原因だと考えられます。扁桃体とは、アーモンドっぽい形をしており、神経細胞の集合です。扁桃体の役割はそれが「危険か、危険じゃないか」を0.05秒ぐらいで瞬時に判断し、運動神経に指令を送ることです。これを周辺視野に入った「人」に対して行ってしまっているのが原因の仮説です。

周辺視野に人が入ると無意識のうちに視線がその人に一瞬で向いてしまうのは0.05秒ぐらいで運動神経に指令を送り、周辺視野に入った人に認識が持っていかれ視線を向けてしまった。
あながち間違ってはいないと思います。

脇見恐怖症の症状を抑えるにはどうすれば良いか

扁桃体の興奮はなぜ起きるのかと考えたときに精神科医の樺沢紫苑先生曰く
人間は情報不足になると不安になるつまり、今の自分の日常生活において、仕事や趣味・対人関係において、何かしらで情報が不足すると不安になり、扁桃体が興奮する。

例えば、以下のような不安があったとする

  • いきなり人から何か傷つくことを言われないか不安(これが大きいかな)
  • 順調に進めていたタスクで急にわからないことが発生して不安になる。
  • 授業中この問題が分からない。
  • 先生にどう思われているか不安。
  • 周りの人にどう思われているか不安。

このときにたまたま周辺視野に人が入った場合、脇見が発動するのだと考えました。仕事中だったり、周りに人がいたら、ぜんぜんその人のこと知らないと情報が少なくて不安になるので、まさに大きなフロアで大人数の知らない方々と仕事をすればするほど不安になってしまうことが、非常に厄介でございます。

対策その1:周囲の人のポジティブな情報を10個書き出そう!

自分の周りのかたがたに対してポジティブな印象を持てば、周囲の人たちに対する不安は軽減できるだろうと考えました。そのため、周囲の人たちと、仲良くするということではなく周囲の一人ひとりのポジティブな印象を書く。ポジティブな印象が入っていれば、その人達の味方も変わると思います!
ただ、どうしても嫌いな方とかいると思います。凄い傷つけてくる方々とかいますからね。そういう人は、「嫌い」を「普通」に置き換えてみましょう!しかし、本当は執着を無くすことが一番かなと思います。(人として見ない)

のちのちフレネミーだと分かった場合「フレネミーはハエ!」と考えて放っておきましょう・・・と言いつつ、脇見恐怖症はそれが難しいんですよね。身体ごと動いて視界に入らないように対策しましょう!

対策その2:仕事で実力をつけるために勉強しよう!

実力不足を補うために勉強をして、実力をつけることで、お仕事に対する不安も多少は軽減されると考えました。社会人であれば、1日10分でも良いので少しづつ勉強していきましょう!

学生の方は難しいですよね・・・勉強ができるのであれば、それを一生懸命やって問題を解いて実力をつけましょう!趣味やスポーツ、部活を頑張りたい方は、どうなりたいかのゴールを決めて、小さいゴールをたくさん決めて、1つずつ達成していきましょう!無趣味な人は、好きなこと、楽しいことを見つけましょう!何もないなら朝散歩して筋トレしましょう!

対策その3 : ポジティブ日記・成長日記をつけよう!

昨日の自分よりも、小さく成長すれば、塵も積もれば山となります!たくさん小さく挑戦して小さく成長しましょう!そして、自己成長の記録を取りましょう!ネガティブな情報ばかりを集めていたら、そればかり考えて不安になってしまいます。

少しでも良いのでポジティブな情報に触れましょう!受動ストレスというものがあり、ネガティブな情報にふれるといつの間にかメンタルにダメージを受けてしまいます。視界から入る情報の多くは脳に伝えられます。しかし脳は、主語を認識できないため、全て自分のことのように考えてしまいます。人の悪口ばかり言えば自分に悪口のダメージが来ます。ネガティブばかり考えるとますますネガティブになります。それの対策です。

寝る前にポジティブな日記や成長日記を書いて、寝る前に良い情報を集めて安心して眠りましょう!

対策その4:瞑想・深呼吸をしよう!

呼吸は無意識のものですが、意識的にすることも可能です。腹式呼吸をすると副交感神経が働き、落ち着き、メンタルが安定しリラックスできます!

そして、呼吸に集中することで、不安を取り除きマインドフルネス状態になり、集中力が上がります!

対策その5:ちゃんと寝る!

睡眠をしっかりとることによって、心に余裕を持たせましょう!睡眠時間が不足すると、脳の制御ができません。2日だけでも睡眠不足になると脳はアルコールを接種している状態と同じになるそうです。眠いと全然仕事が進まなかったり、勉強がはかどらなかったり、スポーツで思うように体が動かないなど経験したことはあると思います。

これと一緒で体のコントロールが効きにくくなります。睡眠はしっかりとりましょう!

対策その6:姿勢を正してみよう!

姿勢が悪いと体が疲れやすくなります。そして猫背になると呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなるということは、副交感神経の働きがおちて、落ち着かなくなりますね。姿勢を正すことによって、呼吸が安定します。呼吸につながるわけですね!

対策その7:朝散歩をしてセロトニンとメラトニンを増やそう!

セロトニンは脳内物質で安心できたりします。メラトニンはセロトニンが16時間かけて変化して、睡眠を誘う脳内物質です。朝散歩をすることによって、太陽光を浴びてセロトニンを増やし、それがメラトニンとなり睡眠の質をあげることができます!

トリプトファンを摂取しよう!

セロトニンはトリプトファンから生成されます。トリプトファンを多くとれば、
不安の対策ができますね!私はよくバナナを食べております!

対策その9:鼻うがいをしてみよう!

呼吸をしっかりするには鼻呼吸がまずできることが大事です!ただ、慢性上咽頭炎や鼻中隔湾曲症のかたは、手術やBスポット治療などをしないとそもそも呼吸もしずらいですし、睡眠の質も下がるのでそちらの治療をすることをオススメします!

ちなみに慢性上咽頭炎は鼻と喉の間の慢性的な炎症のことです。後鼻漏で鼻づまりが酷くなったりします。鼻をかんでも鼻づまりが解消しない場合はたぶんこれが原因です。

慢性上咽頭炎は身体の様々な不調の根本原因ということも(鬱やストレートネックの原因もこれだったりします)言われています。これを治すと、呼吸が思うようにできるようになります。

対策その10:目の周りの筋肉をストレッチしてみよう!

これも気軽にできます。目をつむり、こめかみと、目の間を両手の掌で軽くマッサージします。
視覚情報をいったんシャットアウトできて、かつ、リラックスできます!

対策その11:体を温める!

冬限定かもしれないですが、寒いと不安傾向が高くなりますので、体を温めておきましょう!腹巻などがオススメです!

現在の私はどんな感じなのか

2021年1月11日19時現在。上記の対策を実践し始めてから座ってデスクワークをしているときはそこまで人が気になりにくくなりました!ただ、私が立って、相手が座っている状態で話をするシーンでは周囲の方々に脇見をしてしまっているかもしれません。
「人が怖いもの」という認知の歪みがやはりまだ強いのかもしれません。「怖い人もいるな」という再認知をすれば解決できそうです。ここを今年中にはなんとかしたいです!
脇見恐怖症の方々の症状が少しでも軽減され、生きやすい環境になりますように!

脇見恐怖症を克服したのでレポートみたいな記事を書きました

※2021年3月に脇見恐怖症の症状がおさまり、脇見恐怖症を克服したのでレポートみたいなまとめの記事を書きました。

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