今回は脇見恐怖症を軽減する練習をご紹介します。といっても、これで効果が表れ、軽減できるかできないかはその人の根本の考え方次第だと思いますので、これをやっていたら、脇見恐怖症克服した!という大きな期待はしないでください。それでは書いていきます。
練習の効果
瞬間的に人を見る頻度を減らすことができます。
用意する物
- 全身が映る鏡
- 本
やり方
レッスン1
- 全身鏡の前に立ちます
- できるだけリラックスする。力を抜く(肩とか腕とか)
- 腰を左右にひねってみる
- 右にひねった時は右を向く
- 左にひねった時は左を向く
- 正面になる瞬間、自分自身を意識しない(鏡に映る自分の目を見ない)
3~6を繰り返します。
レッスン2
- 全身鏡の前に立ちます
- できるだけリラックスする。力を抜く(肩とか腕とか)
- 全身鏡の前で本を読んでみる
- 本の高さは顔が隠れない程度まで上げる
- 鏡に映る自分に意識が向かなくなるように心掛ける
5の状態を維持しつづけることがコツです。
できるだけ本の内容に集中してください。
この練習を思いついた理由
「自分自身に興味が一番ある人がなんだかんだで多いのではないでしょうか?」私の場合、脇見恐怖症のときは鏡に映る自分を凝視してしまうことがありました。きっと自分自身の外見が変ではないかを気にしているからです。
そこで考えました。以下は推測ですが、優先順位は脇見恐怖症でもそうじゃない人でも自分自身かなと思いました。
脇見恐怖症ではない人
「私 > 仲の良い人 > 他人(執着なし)」
脇見恐怖症の人
「私 > 仲の良い人 (他人も含む:これから仲良くしようとする 嫌われなくない)」
つまりそこからの仮説が以下となります。
「鏡に映る自分を凝視しなくなれば、脇見も減るのではないか。」
「瞬間的に映る自分に対して意識を持っていかれなければ、脇見の頻度も減るよね。」
「そうすれば視界に人が入っても、そんなに気にならない状態ができるはず!」
その検証をしました。
実際にやってみた結果
スーパーで脇見をする回数がまた減りました。約20人はいたと思いますが、すれ違っても、相手から見られることはわかるのですが、見られて、その人に視線を向けることは、ほぼありませんでした。
1回だけ。1人だけしました。女子中学生。振り返ってじーっと見られたので、見てしまいました。困りました。まぁ向こうが見てくる分には目を合わせても問題はなさそうですが、その1人ぐらいです。
・・・よく考えると、脇見をしてしまった、に入らない気もする。ただ歩いていたら、左前から出てきた中学生がこちらをじーっと見つめていて。じーっと見つめられていることは気付いて、でもちょっとその時間が長かったから今度は私も目を合わせたという感じだったので。
まぁ審議ということで・・・笑
他のシーンはというと、レジの行列を待っている間、周りの人に脇見をしませんでした。お会計のときにお金を出している間、後ろに並んでいる人に脇見をしませんでした。あとは普段からボディスキャン瞑想をしているので、肩が上がるようになると脇見しそうだなぁと思いましたので、力を程よく抜いたりしました。私の場合はこんな感じの結果となりました。
感想
この練習をすることで脇見恐怖症の症状が完全におさまるわけではありませんが、軽減はすると思います。といっても、睡眠をしっかりとり、瞑想もやりつつということでやはり日々の行動の積み重ねが大事になってくるのではないかと思います。知識があっても行動しないと意味がありません。脇見恐怖症に悩む方々が少しでも減りますように!