【HSPミニマリストの読書】カンバン仕事術を読んで日々の課題を改善していこう

カンバン仕事術を読んだ感想を書きます。

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カンバン仕事術


日頃JIRAなどでタスク管理をしていますが、そもそもJIRAの運用を改善することってあんまりないなぁと思いつつ、滞留しているチケットも意外に散見されたりします。そんな小さなもやもやについて考えていたところ、上司のデスクに「カンバン仕事術」の本があったので借りて読んでみました。

カンバンのフローはみんなで作ろう

みんなで話し合って決めていくことでTDDっぽく無駄の少ないカンバンが出来上がります。
私が普段使っているカンバンも無駄なものがないかチェックしたくなりカンバンについて考える時間が、
この本を読んだ週は多かったです。

見えないものは改善できない

「節約するなら家計簿をつけて改善するもんね。」

日々の改善や言葉の癖などもそうなんですが、考えているだけですぐに改善できる人は少ないです。
恒常性バイアスが働き、「それでも今生きているなら問題ないでしょ」となり、理由をつけて改善行動ができないのです。紙やdocなどに悩みなどを書いてアウトプットして客観的に見てから考えると改善点が見えてきてスモールステップでクリアしていくことで改善できます。

それと一緒でサービスの品質の向上などは
問題点をチケットに切ることで改善点がわかります。
1つ1つのタスクを作成して一人ひとりが担当することで改善できます。

ただ、チケットなどを切らなかったり言っただけで忘れてしまうと思い出すまで改善できません。
まずはタスクを見える化することからはじめよう。

終わらせることから始めよう

「物が多いお部屋を快適なお部屋にするなら捨てることにフォーカスして始めるもんね。」

現在の作業を終わらせる前に他の作業をやってはいけないという意味です。

リトルの法則

「不安傾向や神経症的傾向の高いかたは、リトルの法則だね。」

HSP気質の強い方は不安傾向の高い方が多いかと思います。そのため、マルチタスクでお仕事をすると一つ一つのタスクが心配になり、なかなか1つ1つのタスクが進まないことがあります。リトルの法則はマルチタスクをすると、結局すべて遅くなる。みたいな結論です。つまりマルチタスクをせずに1枚のチケットをひたすら集中して終わらせることが大事です。

レトロスペクティブ

「振り返りをすればするほど、日々の改善点が見えてくる」

アジャイル開発のプラクティスの1つですね。毎週の振り返り。報告だけではなく振り返り。前週と今週を比較して数字でどうだったかとか、何か問題が発生したり、調査が大変そうなものを共有する時間。他のメンバーの良かったことやチームやお仕事をする上で課題となっている部分、それに対してどういうアクションアイテムを作って対応していくかをトライするなども含めての振り返り。私も1週間か2週間単位でやっています。
SIerだと報告だけとか、リリース後にまとめて振り返るとかが多くて頻度が少ない、かつなんか意見を言いにくそうな現場が多かったけれど、今のSIerは変わっているといいな。
ブロッカーに対してはなぜなぜ分析やみんなで意見を出し合って解決をしていくのがいいね。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

スウォーミング

「この課題をみんなでやることでチームが成長する」
カンバン仕事術でまさかスウォーミングの説明もあるとは、ちょっと嬉しかったです。

日々の振り返りをすることでブロッカーとなる課題がわかります。それに対してみんなでスウォーミングを行うとブロッカーとなる課題をみんなで解決するのでブロッカーの解決、かつチームの成長ができます。

これはアジャイル開発の本を読んでいたら聞いたことがありますよね。私はこのやり方好きです。みんなで意見をだしながら問題を解決する方法です。ただ、就職活動のグループワークで「お前のやり方が時間かかった」と言われた記憶があります。そのときは確かにそうだったなぁと反省点でした。ただ、それを配慮なく睨みながら言うのは傷つきます。人事の方はその人に対してうんうんうなづいていましたが、その微表情に気が付いていないと今度対人面でトラブルが多そうだなぁと今は思います。つまり何が言いたいかというと、心理的安全性の高くないチームやチームビルディングしたてのチームはまだスウォーミングをするタイミングが早いときもあるということです。

考えてみれば当たり前だけど、琴線に触れた言葉

「”品質”とは消費者の目に届くもの」
という言葉が心に響きました。お客様目線で考えて日々のUXを小さく改善していこう。